私はそのままその場に倒れた 「陽菜!」 「陽菜!!」 遠くから、りっちゃんと洸ちゃんの声が聞こえてきた 私の意識は遠のいていった 夢の中で、誰かの心臓の音がこだましていた この音…聞いたことがある 誰かに包まれたように温かかった