野球少年に恋をした。




しばらくして先輩から電話がかかってきた



私は慌てて通話ボタンを押す



「先輩?!先輩まだですか?」



「陽菜ちゃん?」



「え…」



この声は…



茉里先輩?!何で?



「陽菜ちゃん!今すぐ中央病院に来て!祐ちゃんが…祐ちゃんが!」



私は気づいたら傘も差さずに走っていた



でも私は走ったら駄目だし、中央病院まで走る体力も無い



だからタクシーを拾って、タクシーに乗り込んだ



「中央病院まで!急いで下さい!!」



私の手は震えていた



先輩…先輩先輩