「さてと、飯食いに行こう!」 陽菜に手を差し伸べるとギュッと握り返した 「はい、行きましょう!もー私、お腹ペコペコです」 笑顔でそう言いながら俺の手を強く握った ― ――― 楽しかった1日がもうすぐ終わる 夕日が照らす河川敷を2人で歩いた 「ねぇねぇ陽菜」 「はい」 「キャッチボールしよっか」 「キャッチボール?」 「うん」 俺は鞄からグローブを2つ出した 鞄は駅のロッカーに入れていたからデートには邪魔にはならなかった(笑)