先輩はそう呟いた 「ねえ、陽菜ちゃん?伝えても良いよね?」 「…はい…」 「陽菜ちゃん、俺、陽菜ちゃんのことが…」 キーンコーン 良いタイミングでチャイムが鳴った これには私もついつい笑みがこぼれた 「ふふふっ」 「ハハッ」 先輩も笑っていた 「もー、タイミング!」 「タイミング…悪かったですね。ふふふっ」 「そんな笑うなよ〜」 だって、先輩が赤面なんだもん…