「すごいですね私達!」 そう言って、先輩と向き合った 「今度、一緒に当たりくじ持っていこーな」 「は、はい」 とっても嬉しいな しばらく歩いて家に着いた 「私の家、ここです」 私は家の門を開けた 「先輩、ありがとうございました」 「いえいえ」 「じゃあ、頑張ってくださいね!明日の準決勝!」 「おう、またな陽菜ちゃん」 そう言って先輩はまた私の頭をポンポン叩いた 私はずっと先輩の背中を目で追いかけていた