「そんな恐い顔してー。お姉さん、嘘つきだなぁ。壊したいって思ってる。ムカツいてる。怒ってるよね?フフッ。壊したい。って願い叶えてあげようか?」

「え・・?」

(心、読まれてる・・?・・・願いを叶えるって、、何言ってるの?何者なの?この子)

「僕はゼロ。このノートあげる♪夜、お願い事書いて、朝開いてね!」

「えッ、渡されても困ッ・・・え・・?」

(いつのまに消えて・・・)
(・・願いが叶う?このノートで。ってこと?)

「キャハハハ」

(・・・・使う。嘘だとしても使ってやる。もう、結衣を悠ちゃんの隣で笑わせるもんか)


・・・・その晩


〖常城結衣が原因で常城結衣と櫻葉悠輝を喧嘩させてほしい〗


(早く朝になれッ)

「・・寝よ」



【良いのを見つけて来たな】

「でしょー♪純粋なのは早く終わりそうだから、たくさんいたけど止めたんだよね~。それで見つけたのが、人が自分以外と関わっていく中で汚れやすくて長引くケース♪」

【あぁ】

「友情に恋情に復讐心が入るとどうなるか・・フフッ♪」



・・・・朝

「ん、、あんま眠れなかったな・・」

(あんなトコ見ちゃったし)

「・・ノートッ!」


〖常城結衣が原因で常城結衣と櫻葉悠輝を喧嘩させてほしい
靴を右足から履け〗


(?何、、コレ。こんなの書いて・・)

『朝開いてね!』

(・・!)
(アレはこういう事だったんだ。夜書いて、朝書いてある指令をこなせば!)



【珍しいな。疑うどころか願いが叶う前に確信しているみたいだ】

「裏切られたことへの復讐心で頭がいっぱいなんだよ。疑う余地がないんだ。いや、余地っていうより、余裕がね♪」

【今回は楽しめそうか?】

「うん♪楽しむために選んだんだもん♪」



「いってきまーす」