「はるおはよう!」
「おはよぉ♪玲奈♪」
「昨日は、何があったのっ??」
わぁお!!
玲奈の目が輝いている!!
「んーとね・・・」
昨日の事を結局全部話した・・・
後でどうなるかわからないけど・・・

「はる!!それは、絶対はるに気があるよ!?」
「それはないよ!」
「にしても・・・赤城くんには裏表があったのか・・・」
「言わないでよっ?!」
「わかってるって!」
はぁ・・・


そして、学校到着・・・
赤城くんは、いつもどおり女子の中心部にいるのか・・・
ま、昨日のことは誰にもバレてないよね??

今日も人が、いっぱい・・・
当たり前か、学校だもん・・・


「あの、ちょっといいかしら!」
声を掛けられたから振り向いた・・・
目の先には、化粧の濃い先輩が5人ほど立っていた・・・
10人以上だったら、無理だけど5人だから大丈夫かな??
「大丈夫ですよ!!」
「じゃぁ、ちょっと来て!」


そして、着いた先がまた屋上・・・
2年生になって3度目の、屋上・・・


「あんたさ! 赤城くんの何?」
「彼女なわけないわよね・・・・」
いきなりこの人たちは、なに?
「あの・・・いきなりなんですか!?」
「あら、偉そうね・・・」
「でも、かわいそぉ・・・赤城くんは誰にも本気にならないのに、本気にしちゃってさ!私でもやっと付き合ったんだからね!別れたけど・・・」
あ、これ前と同じ・・・。
もっと人が多かったけど・・・状況は、同じ・・・
「痛い思いをしなさい!!」

―――――ドカッ

痛い・・・
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
や、やばい呼吸が整わない・・・

―――――キーンコーンカーンコーン

「あ、やべっ・・・行こぉ!」

―――――がたん・・・


私の意識は飛んだ・・・