「春樹ちゃん…わたしと祥大は婚約者なの…」
…こ、婚約者?!
嫌だ…やだよ…そんな。
なんで、服選びのとき千奈さんを呼んだの?アヤメちゃんだけで、よかったじゃん…
「だから、俺は認めてねー。」
「そんなの嘘っ!じゃぁ、なんで?パーティーのドレス選びで呼んだのよ!」
……それは、わたしも聞きたい…
「それは…お前のおやじがデートしてくれって言われたから…一石二鳥?って思ったから。ってか、お前となんか最初から婚約する気なかったし。」
そ、そんな理由がっ!!
「…あのーお取り込み中悪いけど…そろそろ、パーティーの締めだよ!」
「なるちゃん…ありがとー、」
それだけ言うとなるちゃんは、みんなの集まる庭に大和くんと向かった…
「祥大…そろそろわたしたちも行こ?」
…この空気…わたしには苦手過ぎる…
「あぁ、行くか。」
「祥大。わたしはあなたを諦めないから!アヤメ。いくわよ!」
「ご、ごめん…千奈。わたし…春樹ちゃんの方が…ごめん、」
アヤメちゃんは、わたしに着いて来た。
「わたしが婚約者なのに…、あんな子が…落とし入れてやるわ。」
その時はまだ、千奈さんがなにかを企んでることには気づかなかった。

