ジリリリッ

「んん〜?ぁとすこしぃ…」
そして、いつもと同じく二度寝する。
つもりだったのに…

♪〜♪♪〜〜♪

ビクッ

携帯の着信音があまりにも大きすぎてびっくりしたぁ、
もぅ誰よッ!まだ、6時なのに…
「はぃ…もしもし〜、」
『早く出ろ。ってか、遅い…10時会場集合だから9時に迎えに行く。それじゃ』
プツッ

……な、なんなのっ?!
会話する時間も与えてくれないなんてっていうか、俺様過ぎんのよっ!
あーもーなんか…
「腹立つーっ!!」
や、やばっ!叫んじゃった…
「春ー?起きてるのー?」
…ゔ、やっぱりばれたか…バレたら二度寝できないじゃんっ!
祥大のばかぁ。
「お、起きてるー!」
と、とりあえず…リビング行こぉ。

リビングに行くとままがちょうど帰ってきたところだった。
「ままおはようっ!おかえりなさい。」
「ただいま。昨日はごめんね?」
「ううん。大丈夫!今日、9時にでるからっ!」
「そう。じゃ、ままは寝るわね?」
「うん、おやすみなさい。」
…最近、ままとの会話減ったなぁ。
一昨日までは、楽しい会話してたはずなのに…仕事忙しいもんね。

ままもぱぱもモデル関係の仕事だったっけ?わたしも小5の時White angelっていう雑誌に載った気がするー。モデルがいないから代役で…ってか雑誌のネーミングセンス悪くてままと大笑いしてたなぁ…ほんと、あの時は楽しかったのに…
今も、楽しいけど…
ままと会話が少なくなるのはちょっと寂しいかも…ま、迷惑かけちゃダメだから。


あれ?もう7時だ…や、やばい睡魔が…
まだ、7時だし大丈夫。
睡魔には、勝てません。

わたしは、ソファの上で寝てしまった。


目が覚めたのは…
「…き…はる…」
わたしの愛おしい人の声で目が覚めた。その、愛おしい人はもちろん…
「しょ、祥大っ?!」
「お前。何時だと思ってんの?」
「ふぇ?」
「もう、9時15分。」
「うほー、ねびょーひたっ!ひょうたきひゃうよーっ」(←うそー、寝坊した!祥大来ちゃうよーっ。と言いたかった。)
や、やばっ!寝ぼけててかみまくり!ってか、ままは?どーやって入ったのっ?
「ははっ、お前なに言ってんの?うけんだけど。ってか、俺来てるけど?ん?」
そういって、わたしに顔を近づける。