結局…今日は千奈?とかなんとかって子の用事がつかず…
土曜日…明日に延期…

わたし的には祥大と2人が望ましかったけど…


「春ー、ご飯よー。」
「はぁいっ!今行きまぁす!」
うーん…うーん…
千奈さんて誰だろー?

「今日は春の好きなチーズオムライスよーっ」
「あ、うん。ありがとー。」
千奈さん…かぁ。
「ねぇ?春樹…そこの麦茶取って。」
「あ、うん。」
千奈さんって…浮気相手?
いや、そしたらわたしとは会わせないよね?じゃ、何者?

「なぁ、春樹。」
「うんー。」
千奈さんかぁ…
「だから、春樹。」
「うん、」
千奈さんきっと美人なんだろーなぁ…

ゴツッ

「いったぁ…たいにぃ!なにするのっ?!」
たいにぃに頭を叩かれました。
あ、たいにぃというのは…わたしの二つ上のお兄ちゃん。
赤城大兎って名前で…確大学ではモテモテなんだぁっ♪
とにかく、優しくて、運動神経抜群のお兄ちゃん。
そんな、たいにぃにわたしはたたかれました…

「なにするの?じゃねーよ。麦茶取れって言ってるのに…しかとするからだろ?」
「あ、ごめんなさい。はい、たいにぃ」
そう言って麦茶を持とうとした瞬間…

ガタッ

………こぼしちゃった。
しかも、こぼれた麦茶がたいにぃの服にーっ!!
こ、これは緊急事態っ!
恐る恐るたぃにぃをみてみると…
やっぱり、怒ってた。
「はーるーきー?」
「ゔぁぁぁんっ!たぃにぃごめんなさぁぁぁぁいっ!」
「今日のデザートのプリン俺に頂戴。そしたら許してやるよ、」
「え…プリン…」
この、クソ兄貴はわたしの命より大事なプリンを奪おうとっ?
そうはさせるか!!
「そ、プリン。」
「やだ!プリンはいーやーだー」
「じゃ、ほかの日のデザートでいいや。」
「うんうん!そーしよ?さすが、わたしのお兄ちゃんだぁっ」
「だろ?」
確かに、わたしはたぃにぃが大好きだけど…このナルシストの面はどーにかならないのかねー?


そして、千奈さんのことはすっかり忘れてこの日はぐっすりと眠った。