「春樹ぃぃっ!大丈夫だった?」
「はる、大丈夫かぁ?」
「うん、大丈夫だよ??」
れなと和くんは、なにを心配してるんだろ??
「春樹。お前、学校来てからすぐ…どこ言ってんだよ。」
「あ、祥大…」
「あ、祥大じゃねーょ。」
「あら~?二人はほんとにラブラブねーっ」
「は?」
祥大っ?!素になってる!
ここは、わたしがフォローしなくちゃ!
「れなってばなにいってるの?!」
「ま、どーでもいいや。行くぞ。」
そして、無理矢理わたしの腕を掴んで教室からでた。


ぇ?なに?さっきまで、ずーっと一緒にいたじゃん?
なにを、そんな…

っていうか…
「祥大…腕痛い…」
「……」
む、無視??
「ねぇ?どこいくの?」
「……」
「祥大ってばっ!」
「あー。うるせー、」
はぃー?なんなんです??
あんたがしかとしてるからでしょ?

「ん。着いた…」

ゴンッ

「ったぁぁぁ…もう!いきなり止まらないで…ってここって…」
「そ、校長室?」
校長室?じゃなくてっ!
「なんで、校長室?」
「ん?用事あるから。」
え?なに?まさかの留年??
うそうそうそー?やだやだやだ!
「なにやってんの?ほら、入るぞ。」
「あ、ちょっと待って!」
まだ心の準備がぁぁぁぁ!

ガチャ

……わたしの人生の一部が終わった…
祥大の悪魔っ!鬼っ!変態っ!

ってか、今…
ノックしないでふつーにガチャって…
「祥大!ノックしなきゃダメじゃんっ!」
「は?別にいいし。」
「なにいってんの?ダメに決まってるじゃんっ!、」
もーどんな、神経してるの?

「おぉ、祥大か…」
ぇ?校長先生?祥大のコト呼び捨て?
「そーだけど?お前が呼んだんだろ?」
祥大は、タメ口っ?!!
しかも、校長先生にお前だなんて!
「しょ、祥大っ!校長先生にタメ口はまずいよっ!」
と小声で祥大に告げてみるも…
「お前ってひどいなぁ…まぁいいか。」「だから、用事ってなんだよ?俺のモンにケチつけるために呼んだのか?」

スルー。

しかも、俺のモンって…