「ん…。あ、いつの間にか寝ちゃったみたい…」
この上着、赤城くんの…?
赤城くんはどこ行ったんだろぉ…

私は赤城くんの上着をもって立った…
そしたら、話し声が聞こえた…
その方に行ってみると、
赤城くんと3年生らしき人二人が話し?いや言い合いをしていた…

「先輩?誰のものとか関係あるんですか?別に人の勝手じゃありませんか?」
「関係ねー!二年だからって調子にのんな!」
あ、赤城くん!よけてっ!
三年らしきひとの拳が赤城くんに向かってまっしぐら!
「え?」
ひらりとかわした…
すごい、
「先輩、次なんか喧嘩を売るようなら、殺しますから、」
あ、あの赤城くんが殺すなんてことばをっ…

あの時の赤城くんとは別人だっ…


「ん?あ、春樹?今の聞いてた?」
「えっ?あ、聞こえました…」
「じゃ、もういいか…、俺こっちが素だから。さっきまでのは演技…」
じゃ、猫かぶりってことだったんだ…

私は、すごい人を好きになってしまったようだ・・・


「このことは言うなよ??」
「分かりました。」
「ってかさ、いい加減に敬語やめてくれない??」
か、顔近いっ!!
「わ、わかったから・・・顔近すぎだよぉ・・・////」
「何?恥ずかしの??」ニヤッ
な、なにその笑みは・・・
「ま、いっか・・・あ!そうだ。もし言ったら。お仕置き。」
「・・・・・お仕置き?」
「そ、お仕置き。」
・・・・・。子供が悪いことしたときにするお仕置き?

キーンコーンカーンコーン

「鐘なったな・・・。戻るか、」
「うん!!」

高校2年生初日から、こんなに嬉しことが起こるなんて・・・////