ん?眩しい…
「何時ぃ?」
あ、あれいつもの場所に時計がないっ!
しかも…動けない!金縛りっ?!
いやいや…落ち着いて…落ち着いて…
わたしの腰に違和感が…
これは…手?

あ…祥大の手かぁ…って…はっ?
どーゆーこと?

「祥大っ!離してっ!」
「……ん〜」
こんのやろー。しかとかぁーっ!

と、勢いをつけて寝返りをうつと祥大の顔がわたしの顔の前にっ/////
やっぱ、綺麗だなぁ…/////
んも、いつも祥大からちゅーしてるからわたしからしてみよっ////
寝てるしばれないよね?

わたしを離さない罰だっ!
窒息してしまえっ!

と…唇を祥大の唇に重ねたら…

「変態。」
はい。祥大くんは起きてたみたいです。
得意の狸寝入りしてた、ようです。

「寝込み襲うなんて誰から習ったの?」
「寝込み襲ってなんかっ!」
「襲ったじゃん。俺がそんなにかっこよかったの?」
で、でたぁ、俺様発言。しかも…ナルシスト発言…。
でも…かっこよかったのは事実です。

「祥大が、離してくれないから…窒息させてやろーかと…」
「ほぉ?殺されたいのか?お前は」
はい。わたしってば、一言多いなぁほんと…言わなきゃよかったと後悔中…


「じゃ、今度は俺がお前を窒息させてやるよ。」
「ちょ…まっ…んん…」
ほ、ほんとに窒息するーっ////
しかも、舌いれてきたっ!
このチューには、慣れてないのにっ!

そして、やっと離れた唇…

「祥大っ!ほんとにわたしを窒息させる気だったのっ?!」
「なに?キスぐらいで窒息なんてしねーよ…ってか、遅刻するぞー。」
「ん〜…ばか…」
「は?なんか言ったか?」
「い、言ってないっ!」
ばか…ってすごく小さい声で言ったのになんで聞こえてんのっ?!
ほんと、地獄耳の持ち主だわっ!

「春樹…今日、学校サボるぞ。」
「は?なにいっちゃってんの?サボるわけないでしょっ!」
「はっ…そっか。おまえばかだから授業受けなきゃダメだもんな。」
悔しいけど…悔しいけど!
ほんと、その通りです……