祥大のお姉さんがきて30分…

今は祥大の膝の上じゃなくて、祥大のお姉さんの膝の上に座っている…
うん。この図明らかに不自然…。
わたし、これでも高校2年なんですが?

「なぁ、姉貴…今から春樹と風呂はいってくっから、春樹返せよ。」
もちろん、入らないし…
祥大の機嫌も悪い…
「いーやーだ!あ!わたしが春樹ちゃんと入って来るわっ!」
「は?」
…お姉さん…神様です!
「春樹ちゃん…一緒にはいろ?」
「はいっ!」
「は?まて、俺とはいんだろ?」
「祥大とは、まだ入らないもん!!」
「ほぉ?まだかまだ…いつかははいんだな?その約束覚えておけよ?」ニヤッ、

また、わたしの悪いくせがでた…
一言余計なのよ…赤城春樹!!


「じゃ、行こっか?」
「はいっ♪」
「ちっ…」
祥大の舌打ちが聞こえた気がするけど…無視、無視~♪


ガラッ


ゔっ…広い…
猫足…猫足バスタブだっ!
こんなの、漫画でしかみたことないよー…
「春樹ちゃん。」
「なんですかぁ?おねぇさん♪」
いきなり話しかけられてびっくりした…
ってか、おねぇさんの胸おっきいっ!
う、羨ましいー…///って、わたしはどこをみてるんだぁ?これじゃ、変態じゃないかっ/////

「祥大と付き合ってくれてありがとう。」
「え?」
どーゆーこと?
「あの子…今まで人を避けてたの。」
「……。」
避けてた?どーゆーこと?
「祥大は、女の人が大嫌いなの…だから、今まで猫かぶりだった…でも、春樹ちゃんにあってから変わったわ。」
「変わった?」
「うん。祥大、春樹ちゃんの話しばっかりしてる…春樹ちゃんの話してるとき幸せそうで…」
「……////」
祥大が?嬉しい…////
「だから、ありがとう。祥大が女の子を避けたり適当にしてた理由知りたい?」
……。
知ってもいいのかな?
はっきりいうと知りたい…。
できることなら、支えになりたい…
「あの…知りたいです…」
「わかったわ…祥大は、お母さんと不倫相手の子どもなの…だから、わたしとはお母さんが一緒だけなんだけど…」
「……」
「それでね…お母さんは…わたしのお父さんと別れて。不倫相手のところに行ったの…そこまではよかったんだけど…だんだんと物分かりが良くなって自分は、不倫相手との息子なんだってね?祥大はそれをお母さんに訴えたの…そしたら、捨てられちゃったの…」
「捨てられた…、」
「うん…それから、わたしと出会ってしばらく一緒に暮らしたわ。そしたら、お母さんがわたしのところに来て…春樹ちゃん大丈夫?」
ぇ?あ…わたしってば泣いちゃってる…
気づかなかった…
「だ、大丈夫ですっ!」
それでも、最後まで知りたかった…