意地悪な彼に恋をした。


『春樹? どうしたの?今、まだ仕事中なんだけど…急ぎじゃないなら後にしてくれるかしら?』
「あ、ママ?うん…あのね?今日お泊まりしていいかな?」
『どこに??』
「男の子の友達の家…」
『女の子がいるならいいわよ。パパには、女の子だけのお泊まり会ってことにするから。体には気をつけて…』
「あ、ママありがとう。」

プツッ

「春樹ぃ…どうだった?」
「うん。泊まっていいってー、」
「じゃ、晩ご飯食いに行くか。」
「え?でもお金…」
「俺、バイト代あるし?」
「あ、そっか…ありがとう」
「いーえー、」

なんか、ダメだっ!
すごい、緊張してるっ!!
いや、緊張する理由は、ないけど…
でもでも、男の子と一晩…一つ屋根の下で過ごすんだから…ね?


「なに、アホっぽい顔してんの?」
そういって、わたしに顔を近づけてきた。
「あ、アホっぽい顔って!ってか、顔近いっ/////ご飯食べに行くなら下ろしてよっ!!」
「アホは、アホ。顔近いのは、顔を近づけたから。お前は俺の膝の上。」
「な、なにそれっ!まるで当たり前みたいじゃんっ!!」
まるで、私がアホみたいじゃない!
「え?当たり前のことだろ。なに?お前…俺以外の膝の上座ろうとしてんの?」
「…………」

はぁ…そこですか…。
そこは、当たり前じゃないけどね?うん。乗るわけないじゃないですか。

「おい。まさかお前…」
「乗るわけないじゃん…祥大じゃなきゃ、やだもん!でも…」
そろそろ…
「でもなんだよ…」
限界…
「お腹空いた~」
「ほら、食いにいくぞ?」
そしてやっと立たせてくれた…
ふぅ…やっとかぁ…

「はやく、準備してこい。」
「はぁいっ♪」
「残り五秒…5~…」
「出来た、出来た!!」
もぅ、すぐ急かすんだから…