「大丈夫?」
「え…?」
いきなり、話しかけられたからびっくりしたぁ・・・・
「顔色あんまりよくないからさ・・・」
「あ、大丈夫ですよっ!
も、もうみんな行っちゃいましたねっ!は、はやく行きましょうっ!」
2人っきりはドキドキするからダメだってばぁ・・・/////

「な、なぁ…。人ごみ嫌い?」
「え…?!どーしてですか?!」
「行こうっていう割には動かないから、大丈夫?」
「大丈夫ですよぉ!」
「じゃあさ…」
「・・・//////」
“一緒にサボろ”って…耳元で囁かれた…////私は素直に頷いた…
人ごみに入ることもない、
好きな人と一緒…

「ぢゃぁ、行こうか…」
彼、赤城くんは私の手を引っ張って屋上まで走った、

キィーバタんっ

春の風が私の髪をなびかせる…
なんだか、心地がいい♪


「どう?俺のお気に入りの場所っ!
春樹だけに特別♪♪」
「え…///?」
私だけ?これって少し期待していいのかな…?
あれ⁇赤城くんっ?
あ、気づいたら寝っ転がってた…
「春樹も、おいで?気持ちいよ」
「あ、はいっ////」
「春樹、春樹…」
「な、なんですか?」
赤城くんは腕を横に伸ばし、違う手でここっていうように床を叩いていた…
「春樹の特等席…おいで?」
「えっ…でも…」
「いいから…おいで?」
私はそっと頷いて彼の腕に頭を乗せ寝っ転がった…
まだ、少し寒い…けど、風が心地いい…

「春樹…。落ち着いた?」
「あ、はいっ!」
ふつうに、腕借りてるけど…////
私気づいてるんだぁ…
私のことを春樹って呼んでくれてることに…////