ここって、祥大の家だよね?
なんでわたしが…

「おい、春樹。コーヒーまだ?」
コーヒーをいれてるのだ?!
「はいはい。今、入れます。」
って…
わたしは、祥大のメイドさんでも家政婦でもなぁぁぁぁいっ!

「はい。どーぞ!ブラックコーヒーですよ!!」
「あぁ。そこにケーキあるから、持って来い。」
な、なに?!コーヒー入れたのに、ありがとうもないの?!
しかも、ケーキを持ってこいなんて…
はぁ、どれだけ俺様なの?

「はい。皿とフォークも、持ってきましたよー、」
「なに、キレてんの?」
はぃ?あなたのせいなんですけど?!
「別に!キレてないし!!」
「なに?もしかして、キスしてもらえないから怒ってんの?」
な、なにいっちゃってんの?この変態わっ!!
いつもは、勘が鋭いくせに変なところ鈍いんだからっ!

「ほら、おいで?」
「………/////」
「なにやってんの?ほら、お前が座っていいのは俺の膝の上だけだからな、はやくこいよ。」
「いやいや、そこにも椅子あるでしょ?!」
「だから、ダメだって。お前の特等席はここ。」
そういいながら、祥大は自分の膝を叩く。

「…ったく、遅せぇ。」
「えっ…」

グイッ

「//////」
「フッ…なに赤くなってんの?」
「な、なるに決まってるでしょ////」
ならないわけがない…
祥大の膝の上に迎え合わせになってまたいで座ってるんだから…/////

「…かわいいな、」
「えっ?い、今なんて?」
気のせいかな?今…かわいいなって言った気が!!あの、祥大がわたしにかわいいなって…/////

「なにも?」
「いや、今かわいいなって言ったよねっ?!」
「い、言ってねーよ…」
あの、祥大が動揺してるっ?!
「い、言った!」
「言ってねーよっ…」
「言ってたもんっ////」
「言ってねーって言ってんだろ?」
「あ、はい…てか、この体制どうにかならない?」
「なるわけない。」
「ははっ、そうですよねー。」

結局は、祥大に負けました。
うー、今日は勝てると思ったのにー…