祥大side

あいつ、大丈夫か?
泣いてねーか?
って、俺…あいつにはまりすぎだろ、あー…はやく明日になんねーかな?

♪♪〜♪〜♪〜

電話か…またばばぁか?
って、春樹じゃんっ♪

『もしも…『しょ…しょうたぁ…』』
は?いきなりどうしたんだ?
なんか、泣いてるし…まさか、注射が嫌で泣いてんのか?
なわけないか…いや、でも春樹ならありえる…
『なした?』
『わたし…わたし…』
『ん?どーした?とりあえず落ち着け。』『わたし、入院することになっちゃった…ヒック…ヒッ…』
入院…?
そんなに悪いのか?
『祥大ぁ、どぉしたらいいかな…せっかく祥大の彼女になれたのに…』
ほんとは、今すぐ俺のとこに呼びたいでも…こいつに死なれたら困る…
だから…
『なぁ、入院しな?俺、お見舞い行くし勉強も教えてやるし…はやく、治して俺のとこ戻ってこいっ…』
『……ぅん…ヒックッ…うわぁぁぁん…』
『泣くなって…なぁ、どこの病院?』
『桜坂大病院だよ?なんか、ありがと…祥大ぁ?大好きだよっ…』
ったく、泣いたと思ったら次は俺のこと殺す気かよ?
『言われなくてもわかってるって。それじゃ、お大事にな?』
『うんっ、ばいばぁい…』

はやく、元気になって戻ってこいよ?
俺はいつまでも待つから…