意地悪な彼に恋をした。


私は荷物を置いて、
下に降りた…
うん!
とりあえず、ママとパパの前ではスマイル、スマイル!!

ーーーーガチャ

「わぁ♪美味しそぉ♪」
「そうでしょー?新学期祝いよ♪はるは、すごい勉強がんばったもんね♪」
「うん!」
でも、新学期始まってから結構経ってるんだけどぉ…
まぁ、いいか♪

ーーーーーー

「ごちそうさまでしたぁ」
んー、やっぱママの料理は世界一♪♪


そして、なんだかんだで、
就寝時間、9時…
高校生なのに早いってねぇ♪
そういえばっ!
祥大から、連絡の紙もらってたんだっけ…?
確か、コートのポケットに…
あった!!

紙には、祥大の電話番号とメアド…
それと…メッセージが書かれていた…

『連絡先、いつも渡しそびれてた…
悪かったな、、、
これ、俺の連絡先…
なんかあったら、メールでも電話でも…
すぐ、駆けつける…』

「しょ、しょぉ…たぁ…ごめんなさい…
ごめんな…さい…」
私は、自分に腹が立って腹が立って仕方なかった…
どーしようもなくて泣いちゃったんだ…
どーにも、出来ない…
けど、勝手に手が動く…
そして、
祥大に電話をかけた…

ーーープルルル…プルルル…

呼び出し音だけが、耳に聞こえる…
プツっ『はい。もしもし。』
あ、この声は祥大の声…
愛おしい人…
『もしもーし。どちら様ですかー?』
「あ、あの…えっと…」
『その声は、はるっ?!』
「あ…うん…。」
『もぅ、話せるの?』
「大丈夫だ…よ…」
『悪かったな…』
「えっ…?」
祥大のいきなりの謝罪…
びっくりした…。
『はるは、俺の大切な人…
でも、アヤメは…親がいないんだ…』
「えっ?」
『だから、あいつは俺の家に住んでる…
あいつも、俺の家族なんだ…』
そんなこと、聞きたくないよ…
聞きたくない…言わないで…
『俺が守らないとあいつ…
ひとりぼっちだったんだ…』
「………。」
なんて言葉にしていいかわからなかった…言いたいことはいっぱいあるのに、声に出なかった…
『俺は、はる…お前を信じてる…
ただお前に隠し事はしたくなかった…。
はるが苦しんでる姿をみたくなかったんだよ。』
ズルい、ズルいよ…
優しくされたらさ、私単純だから…
『はる…。明日から朝迎えに行くわ。』
「えっ…。そんな、悪いよ!反対方向だし…」
『いいから…理由は明日言う…』
「あ、うん…」
『じゃぁ、な…おやすみ…はる』
「おやすみなさい…」
プツッ…ツー…ツー…
「ヒックッ…もぅ…わかん…ない…よぉ…ヒッ…クッ…」
私は泣き泣き疲れそのまま眠りについた…

ーーーーーーーー

『しょぉたぁ!私、やっぱ…
祥大が、好きっ!!』
アヤメさん…?
『んなこと、知ってる…
俺もアヤのことすっげぇ、好きだから…』
えっ、祥大…?
アヤメさんと祥大…。
『じゃ、ぁ~あの、ちびっちゃい、春樹って子わっ?どーすんのよぉ?』
『んなの。別れるに決まってる。』
『じゃぁ、思う存分…私とキスできるわねっ!』
『あぁ…。赤城より、何倍もキスうまいしな…」
あ、私フられるんだ…
キス下手くそなんだ…
そんなの…そんなの…

『いやー!』

ーーーーーーーーー
「はぁ…はぁ…はぁ…」
ゆ、夢かぁ…
すごい悪夢みちゃったなぁ…
今、12時…
怖いけど、ちょっと、水飲みに行こ…

あれ?リビング電気ついてる…
パパとママかな?
「ねぇ?はるに言うべきかしら…」
「もう少しだけ、いいだろ…」
「でも、早めに言った方が…」
「じゃあ!誰が言うんだ!それに、まだ助かる可能性はあるんだぞ?!」
「そ、そうね…じゃぁ、もう少ししてから言いましょう…」

え?なんの、話?
はる…?私…?
もうわけがわからないよ…