意地悪な彼に恋をした。


「ちょっと、待てよな。」
「いーやー!食べられるー!」
「食わねーよ。…ん?お前、はちみつ…ちゃんと流してきた?」
疑問そうに…わたしの顔をその整った顔で覗いてくる。
「流したよ?え?なんで?」
「今、すっげぇ…甘くていい匂いしたから。」
入浴剤の匂い…髪についたのかな?
さっき潜ったから…
「はちみつの入浴剤なのっ♪」
「へー、いい匂いするのな?」
「そぉ?♪」
「じゃ、飯作るから…海みてこいよなぁ。」
「は、はぁい…」
祥大って、子供好きなのかな?
すっごく、海を気にしてる…
確かに…自分の子供って、かわいいけどさ?

「あだー、あだー、」
「あ、海起きたのー?おはよぉ♪」
「だー、だー!」
海…元気よ過ぎーっ
そ、そういえば…
私達って結婚してないよね?
結婚届だしてないし…
指輪もらっただだし…正式には…ね…
…このまま、結婚しないでただ一緒に住むだけ?

ちょっと、心配になってきた…


「春樹ー、飯ー。」
「あ、はーいっ!!」
…き、聞いてみようかな?
けど、『は?結婚するわけねーじゃん』って言われたら?
…き、聞けるわけないよ…

「いただきます…」
どーしよ。
やっぱ、聞くべき?
「なぁ?なした?なんか、聞きたいことでもあんの?」
「い、いや…ないけど…」
「あ?そう。俺、風呂入ってくるわ。」
「あ、うん。」
あー。どしよ…
聞こうかな?
「ねぇ?海ー…どーしよ?」
「だぁー、だぁー!」
「なーんて…海に聞いたってわかるわけないよねー…はぁ…」

明日、姫ちゃんに相談してみよー…