「おぎゃー!」
「海泣いて…んん…」
今度は、唇をペロッと舐められた。
「ごちそうさん。俺、海みてくるから…お前は風呂はいって来い。」
「…/////」
ご、ごちそうさんって…////
「聞いてる?」
「あ、うん////」
何事もなかったように、奥の部屋へ行ってしまった。
「も、もうっ////」
とにかく、わたしはお風呂にはいることにした。


入浴剤は、なにがいーかなぁー。
桜?森?ラベンダーもいいなぁー…
「あ!はちみつの香り!」
わたしが手にとったのはビンに入った粉末のはちみつの粉の入浴剤。最近…大学でできた友達の瑞稀くんからいただいたもの…
ずっと、使えなくて……
かわいいし…もったいないし…
けど、使わないのもわるいよね?

「んー…んー…」
迷った結果、わたしは使うことにした。

カポッ…

蓋を開けると、はちみつのいい香りが脱衣所を包んだ。
「いい香り〜♪」
瑞稀くん…ありがとうございますっ!
そっと、心の中でお礼を言った。

ちゃぷ…
い、癒される…
はちみつって…いいなぁ。
さらにハマっちゃった♪
次はヘマしないで、祥大にはちみつ入りの甘いコーヒーごちそうしなくちゃ!

「そういえば…」
わたしは、少し気にかかることがあった。