「おっはぁ♪」
4月28日、私春樹は!すっごくテンション高いです♪
理由は、簡単♪
「おはよう♪」
あ、この声は!!
「祥大!!」
「おはよう、赤城さん。」
でもいつもの祥大じゃない・・・
あの、スマイルを振りまく祥大・・・
前は、好きだったけど・・・今は、本当の祥大が好き・・・

「おはよぉ!春?さっきまでテンションMAXだったじゃん!なしたの?」
「玲奈ぁ、おはよぉ!!」
「だからなしたの?」
「え?この通り元気、元気♪」
「そ・・・ならいいけど・・・なんかあったら言ってね♪」
「うん・・・じゃ、またねぇ」
テンションが下がった理由・・・
祥大が、表の顔だし・・・
女子と話してるし・・・えっ??女の子と話してるの見るのやなの?!
もう、自分で自分がわからないよぉ、

私は、机に顔を伏せた、

―――――――ゴンッ

「いたたた、」
もう、なに!?
誰っ?私の頭ぶったの!!
って、祥大っ?!
「あ、ごめんね、別にわざとじゃないから、」ニヤッ
「う、うん・・・」
いやいや、この顔は・・・わざとでしょ!!
ん?なんか、口パクで言ってる・・・
“あ・ほ・ず・ら”
・・・・・?アホずら?
あほ面!!?彼女になんてこというの?!


「あぁ、もう、意地悪ばっかりなの・・・」
「え?誰が??」
今は、お昼休み玲奈と一緒にご飯食べてる最中なのーっ♪
そして、祥大の話を聞いてもらってる・・・
言ってもバレないよね?
「だから祥大が・・・」
「は?意味わかんない・・・どういうこと?」
「付き合ってんの、あれ?言ってなかった?」
「聞いてない・・・ってか、あの王子様なのに意地悪とかするわけないでしょ!」
「あぁ、ごめん・・・意地悪なの!!」
「どうりで、呼び捨てだとおもった・・・」
「それには、いろいろと理由が・・・」
ん?なんか、殺気が・・・ま、まさか!!

「田中さん♪ちょっと、赤城さんを借りてもいいかな?」
「あ、赤城くん・・・いいですよぉ♪」
やっぱり祥大だ・・・。予想的中✩じゃなくて!!
このままいたら、命に関わる・・・
「じゃあ、借りるね♪ 行こ?」ニコッ
って見せかけておいてニヤッって笑ってる・・・
「祥大・・・?ど、どうしたの??」
「・・・・・。」
む、無視ですか・・・
ってか、いつものおまけはどこいったんですか、?
あ!おまけっていうのは祥大にくっついている女子たちのこと、、、、
っていうか、引っ張られてる腕すっごく痛いんですけど・・・