意地悪な彼に恋をした。


「ははっ、んだよそれ。」
「え…」
やっぱ、怒ってる…?
心配かけるから言うのはやめてた。
けど、怒るなんて…

「嬉し過ぎんだろ。」
あれ?
怒ってない?
「祥大?怒ってないの?」
「は?なにしに怒るんだよ。」
「えへへ」
「だぁー、だぁー。」
「海ー?海のパパだよー♪…はい!祥大っ♪」
祥大に海を差し出すと…
祥大は照れくさそうに、海を抱き上げた。

「ふっ、こいつの顔…お前そっくりだな。」
「それって、褒めてる?」
「ん?バカにしてる。」
「んなっ!」
「冗談。」

こうして…
隣に祥大がいるって…
二年ぶり…

「なぁ?久しぶりにさ?」
「え?」
まさか、するの?!
海はどーするの?
まさか、置き去り?

「いやいや、海一人にするのは…」
「は?三人でいくぞ?」
「行くって…あ…海に行くの?」
「それ以外になにがあんだよ。」
「…い、いや別に…」
は、恥ずかしーっ////
一人でなに考えてたんだろっ////

「ふーん?お前がそんなヤりたいなら…どーぞ?今からでも…」
「わーわーわー!海に行きたいなー!海にーっ!」
「別に無理することは、ないんだぞー?ん?」
「む、無理なんてしてないっ////」

と、とにかく先生の目もあるし!
学校からでなくちゃ!

…が、
「はるちゃーん♪」
こ、この声は…
「三奈ちゃん…」
「あれー?しょぉたくぅんじゃぁん♪」
三奈ちゃんは…祥大をみるなり、甘ったるい声で話しかけてきた。
なんで、三奈ちゃんがいるかというと…
三奈ちゃんが、わたしと同じ大学を希望してきた…
理由は、祥大に会いたいかららしい…(←姫ちゃん情報…笑)

「お久しぶりですぅー」
「…は?お前…誰?」
「三奈ですよぉ♪高校の時同じクラスだったっ♪」
「知らね。」
…祥大、冷たっ!
「あーあ!はるちゃん♪その子いつになったら…知り合いに返すんですかぁ?」
「あー、えっとぉ…」
そう。
わたしは、めんどくさいことが嫌だから…知り合いの子供って言ってある。
だって、祥大とは婚約はしてるけど…
結婚はしてないし…
子供ですー!なんて言えないしね…

「は?お前…誰か知らねーけど…このガキは…俺のガキだけど?」
「え?しょぉたくんなにいってるのぉー?」
「は?お前こそなにいってんだよ。」
「だぁかぁらぁ…この子は、春樹ちゃんの知り合いの子供ですよぉ?」
「は?意味わかんね。」
…やばい。
めんどくさいことになりそうです。