「祥大ぁ…あのね?」
「あぁ、なした?」
わたしの家に向かう暗い道。
「この一年間ずぅっと祥大のことだけ考えてきたの…」
「へぇ…なのに合コン?」
ゔ…まだ、合コンの話を…
「だから、合コンは勝手に決まっちゃって!」
「俺、自分の物を取られるほど嫌なことはないけど?」
「…////」
…この人、この一年間で…人を照れさせる力が増してる!!
「うわ、真っ赤〜」
でも、こうやってからかうとこは変わってないなぁ…
「うるさいっ////」
「合コンいったくせに、口ごたえすんな。」
っと、祥大はわたしと手を繋いでないほうでわたしのデコにデコピンをした。
もちろん、軽くだけど…
負けてられない!言い返してやる!
「祥大だって…どーせ、金髪美女と仲良くやってたんでしょー?」
「そーだけど?お前も合コンしたしいいよな?別に?」ニヤッ
…こいつ、自分のしたこと認めやがった!しかも…開き直ったぁぁ!
「ひ、開き直んないでよっ」
「冗談。俺は一年間ずっと…春樹のことだけ考えてたよ?」
「……ばかっ////」
「嬉しいくせに、ばかとかいうな。ばーか。」
「…っ////」
ほんと、自己中で俺様…でも、そんなとこも好きなんだよね…
「ってか、どこまで行くわけ?」
「え?」
「ん。」
祥大は少し前の家を指差す。
その家はわたしの家…え?わたしの家?!
「と、通りすぎてたぁ!」
「そのとーり。」
「すいませんっ。」

「ただいまぁ…」
わたしは、少し戻ってお家に帰ってきた。もちろん…後ろには、
「お邪魔します。」
祥大もいます…
まぁ、ままもぱぱもいないし…
あれ?たいにぃっていた気が…
「おー、春。おかえ…誰?」
や、やっぱり…
祥大のほうをみてみると…
今にも殺されそうな目をっ!
や、やばい逃げないと!

「たいにぃ?友達だから!」
「どーかなぁー?合コンの帰りだろ?まさか連れて帰ってきちゃった?」
「…たーいーにーぃー?」
すると、祥大は…
「あ、お兄さんですか?僕…赤城祥大です。春樹さんの彼氏をやらせていただいてます。」
「……しょ、祥大っ////」
う、嬉しい半面…恥ずかしいぃ…

って…こういうのってお兄ちゃんとか怒るよね?
やっぱ、たいにぃも怒るのかな?