そして、今日は…
初めての合コンの日…

ちょっと、ドキドキ…緊張気味ですっ////


「はるちゃーんっ!」
「あ、なるちゃんっ!」
なるちゃんが遠くから千奈ちゃんと走ってきた。
「あれ?はるちゃん…合コン。」
「あ、千奈ちゃん!これには深〜い訳が…」
「じゃ、祥大を奪いに行かなくちゃ!チャンスは今よっ☆」
「だ、だめっ!」
千奈ちゃんが、いったら本気に聞こえる…
「みんな〜お待たせ〜!」
「み、三奈っ?!」
なるちゃんが驚くのも無理はない。
だって、フリフリピンクのロリータファッション…
こんな格好…渋谷でしかみたことないよ…
「気合いれすぎちゃったっ」
三奈ちゃんはてへぺろ的な感じでやっている…
三奈ちゃん…てへぺろじゃないから…

「あーれー?もしかして、きょーオレらと合コンする子達〜?」
「そ、そぉーでぇすっ」
三奈ちゃん声が甘いっ!!
「今回はなかなかレベル高いね〜♪いつもありがとうね?三奈ちゃんっ☆」
「いえいえ!ゆぅくんのためならなんでもぉぉぉ」
「じゃ、カラオケ行くべー♪」
…三奈ちゃんのお知り合いっ??
いつもって…この人たちどれだけ合コンしてるのっ?!
「…ねぇねぇ!君名前わ〜?」
と、さっき三奈ちゃんと話をしてた男の人がわたしに肩を組んで話をしてきた。
「あ…えっとぉ…春樹です…」
「春樹ちゃん…かわいいねぇ〜♪オレは祐一!よろしくなぁー♪ゆぅくんて呼んでくれ。」
と、やたらとスキンシップをとってくる。
んー…合コンってこれが普通なのかな〜?
「……あ、はい…」


「ねぇねぇ?春樹ちゃん♪好きな食べ物は?嫌いな食べ物は?」
「あ、えっと…あの…」
こ、困るっ!
こんな質問攻め……
「あーもう、ダメじゃん…春樹ちゃんが困ってるでしょ?」
「ちっ…うるせーよ千春。」
「大丈夫?ゆうも悪気はないんだよー。あ、僕…桜野 千春ー。よろしくね?」
ち、千春くん…
なんか優しそう…しかも一人称が僕だなんて…今の時代あんまりいないよ?新種!新種!
「よ、よろしくお願いします…」