「明日の合コン行くってほんと!?」
「……ゴウコン?」
……さっぱり意味がわかりません…
「そ!三奈に誘われたでしょ?」
「……あっ!」
今日の朝のことを思い出した。
“ぢゃ、明日の放課後よろしくーっ♪”
って…三奈ちゃんが言ってた!
「なになに〜?とうとう、はるちゃんも祥大から卒業〜?」
なるちゃんはニヤニヤしている。
って…
「違くて!実はね…」
今日のことを全部話した。
「ふぅーん…つまり、勝手に決まったと…よぉうしっ!はるちゃんがお持ち帰りされないようにわたしがボディーガードしてあげるー!」
「…なるちゃんっ!ありがとっ!」
と、明日の放課後は…
なるちゃん、三奈ちゃん、千奈ちゃん…そしてわたしと…松坂男子高の人たちと合コンすることになってしまった。
祥大ごめんなさいっ!
「でも、大和くんに許可取らなくて大丈夫なのー?」
「あー、大和は普通に合コン行くし…わたしが行っても絶対俺以外には恋しないっていうから許可してもらってるんだー。」
「す、すごい自信だね…」
「んぢゃ、またあとで〜」
三奈ちゃんの方は解決したけど…
祥大の方は解決してない…

ほんと、なんだったんだろ…

でも!
祥大いないし…
初めての合コンを楽しもうっと♪

この時わたしは、祥大のことをあまり気に留めないでいた。