祥大と、離れてから早一年…
わたしは3年生になった。

♪〜♪♪〜♪〜〜

「はい。もしもし…」
『相変わらず…アホな声…んな、俺と電話したくないの?』
「しょ、祥大っ!?」
『俺の他に誰がいんだよ。』
「…ふふっ♪」
『なに、笑ってんだよっ。』
と祥大の笑い声がかすかに聞こえる。
「だって、一週間ぶりだからっ♪」
祥大とわたしは毎日のようにメールはしてるけど…電話は一週間に一回。
ゔー…少ないっ!
でも、この一回が楽しみで楽しみで…
そういえば…時差ってあるよね?
いっつも大丈夫なのかな?

『…るき…春樹!』
「あ、ごめんね?祥大っ…」
『ま、そういうことだから。ぢゃーな。』
「えっ…どーゆーこ」
わたしの声が届く前に電話は切れた。
…どーしよ。
なにがそういうことなの?
やっぱ、人の話は聞かないとね…
で、なんだったんだろ…

「うーん…」
「あーかーぎさんっ♪」
「あ、三奈ちゃん/////」
三奈ちゃんというのは三年生になってからのクラスメイトで…
「…ぎさん?あーかーぎさん?」
「あ、ごめんなさいっ!」
「ぢゃ、明日の放課後よろしくーっ!」
……なにが、明日の放課後…?
や、やばい…また話聞いてなかったから…なにがよろしくなのかわからない…

「あ、ちょっと待ってくださ…行っちゃった…」
そういえば、祥大が転校してから男子がいきなりイキイキしだしたんだよね…
通りでカップルばっかりだと思ったぁ…

教室にはいった瞬間…

「はるちゃんおはよーっ♪」
「あ、なるちゃんっ♪」
三年生になって、なるちゃんと同じクラスになったっ♪
でも、三年生でクラス替えなんてある物なのかなー?
「ねぇねぇ!はるちゃんっ!」
「ん?なぁにー?」
なるちゃんの話を聞きながら席につくと…