「…お前、食い意地はりすぎ。」
「ゔー、うるさいっ!」
わたしは、今祥大に買ってもらったソフトクリームを食べている。
「さっきまで、大泣きしてると思ったら…」
「えへへっ♪でも、美味しいよー?」
「じゃ、俺はアメリカに行っても大丈夫だな?」
「うん♪……え?」
「へー?いいんだぁ?」
と、祥大はそっぽ向いた。

や、やばい…
取り返しのつかないことを〜っ!!
と、とにかく誤解を解かなくちゃっ!
「ち、違くてね?ってか、大丈夫だったらここに来ないよっ!」
「うわー、必死。」
なんて、棒読みで言ってくる。

「も、もうっ!ごめんね?」
「どーしよーかなぁ?」ニヤッ
こ、この笑みはっ?!
絶対、裏がある…
「じゃ、春樹からキスして?」
…予想的中ー☆
じゃなくて、無理無理無理!
絶対無理!
「こ、こんなに人がいるところでっ////」
「俺はできるけど?」
「祥大とわたしはちがーうっ!」
「見本みせてあげようか?」
と、わたしに顔を近づけてくる。
「嘘。はやく、俺にして?最後のキスになるかもしれねーぞー?」
自分からするのは嫌だけど…
最後のチューなんて…
「やだっ!」
「じゃ、して?したら許してやる」
「……目…」
「ん?」
「目つぶって…////」
「はいはい…」
祥大は目を閉じた。
…ドキドキ…
やばい…また心臓がっ////
ええい!もうしてしまえ!
「チュッ」
「…短っ、前も短かったよなー?」
「き、気のせいっ!」
前のことを覚えてるなんて〜っ////
「ったく…」
そう言って今度は祥大がわたしに顔を近づけてきた…そうして、わたしの唇に唇を重ねる。
「ん…」
わたしの甘い声が漏れる。
「…甘っ」
「…っ//////」