「あのぉ…明日の祥大の誕生日のことなんだけど…」
「ん?なにー?」
…っと、その前に…
「あの、膝の上じゃ話しづらいんですがぁ…」
「そぉ?じゃぁ。」
といって、祥大は右脚と左脚を開いてその間にわたしを座らせた。
…うんうん。そうそう。
じゃなくてっ!
「近いし、顔見えないから…」
「ん。で…俺の誕生日がなに?」
…スルー。もういいやぁ…
「えっとね…明日時間ないかな?」
「あー。ないなぁ…ちょっと、用事あるから。」
「そっか…」
わたしは、決意してきた。
てか、決めてたことがあって…
「なしたの?」
「……いや、会えないなら…」
「今日じゃ無理?」
と、祥大がいきなり優しくなった。
…わたし、これには弱いんだよぉ…
「無理じゃないけど…」
「けど?」
「明日が、よかったかなって…」
「いってみて?」
………もしこれをいったら…
祥大は、なんていうかな?
「…ひかない?」
「当たり前。」
「ほんとぉ?」
「ほんと。」
「うんと…明日の誕生日プレゼントにわたしをもらってもらえないかと…////」
い、言ったぁぁぁ////
もう、寿命3年縮んだぉ…///

「…っ…」
祥大は、片手で口元を抑えてそっぽ向いてる。
「祥大っ?」
や、やっぱひいたよね…
グスン…言うんじゃなかったよぉ…
「ったく、いつまで待たせんだよ。おせーよ。今からもらってやる。」
「ふぇ?」
すると祥大は、わたしをお姫様抱っこして祥大の部屋に向かった。
「しょ、祥大ぁっ////」

ガチャ…

祥大の部屋にはいると…祥大はわたしをそっとベッドにおろした。
「春樹、ほんとにいいのか?」
怖いけど…わたしは…祥大が好きだから…一つになりたいから…

わたしは、そっと頷いた。

すると、祥大はわたしの着ていた服を丁寧に脱がし始めた。
それも慣れた手つきで…
…慣れてるってことは、ほかの人としたことあるんだよね?
初めてじゃないんだ……
「春樹…引き返すなら今だよ?」
と、下着姿のわたしに向かって言ってきた。
「な、なんでっ?」
「震えてる、涙目。怖い?」
「…そん…な…こと…」
「ほら、声まで…やめる?」
わたしは、首を振った。
「そ。大丈夫…安心して優しくするから。」
「…うんっ」
そして、祥大は優しいキスをわたしに落とした。


…何度も、「大丈夫?」とか「痛くない?」とか名前を呼んでくれた。
大丈夫。と言うように優しいキスをわたしにしてくれた。

そうして、わたしと祥大は…
一つになった。