ほんとに、服頼んでくれたんだ…
やっぱ、優しいかも…///

「春樹ちゃんにピッタリなハズよー?」
そういって、見せてくれた服は…黒のワンピースにレースのエプロンがついた服。まるで、メイドさんの服…
「お、おねぇさんこれって…」
「うん。祥大に頼まれたのーっ☆」
「しょ、祥大がっ?!」
と、祥大を見ようとしたが…
「あれ?祥大?」
祥大がわたしの後ろから知らぬ間にいなくなってた…だから、少し寒かったのかぁっ…ってそうじゃなくて!
「これを着るんですか?」
「そぉーよー?じゃ、帰るわね?」
と、一瞬にして部屋からでていった。

それと同時に…祥大が入ってきた。
な、なんか…顔あわせづらい…
「おいっ。早く着れよ。」
「えっ、これを?!」
まさかとは、思うけど…ね?そこまで鬼じゃないでしょー…
冗談に決まってるよね?
「は?それ以外になにあんの?」
「…えっとぉー。」
「ないだろ?俺様が着れって言ってんの。はやく、着れよ。」
…鬼だった…祥大は、鬼だったっ!
わたしにこんな恥ずかしい格好をさせようと?!
千奈さんの家に行くのにだよ?!
もっと、ふつーの格好あるでしょ?!
「着ないの?」
「あ、あたりまえっ!」
「仕方ねぇな…」
や、やっと…違う服着れるっ!
「俺が着させてやるよ。」
そういって、わたしが着ているTシャツに手をかけた。
や、やばい。このままじゃ、このままじゃ…本当に脱がされるっ!
「祥大っ!自分で着替えれるからっ!」
「いいって、遠慮すんな。」
遠慮ってか、逆に迷惑なんですけどっ!
「自分で着替えるから!」
「ちっ…」
Tシャツにかけていた手をよけた。
「ふぅ…」
よかった、よかった…
「向こう向いてるからはやく着替えろ。」
「は、はぁいっ」
祥大に肌をみられるとこだった…
こんな、体型見せられないよっ…

は、はやく着替えよーっ。
「き、着替えたよっ」
「あぁ、」
な、なんでわたしがこんな恥ずかしい格好を…
「似合ってんじゃん。」
「え?そうかな?」
褒めらたから、一生この格好でもいいかなっ(←単純なやつ笑)
「よし、じゃ行くか。」
「う、うんっ」
こうして、わたしと祥大は千奈さんの家へ向かった。