「夢ですね。……寝ます。」
「それは困りましたね。今すぐにでもアナタに現実を見据えていただかなければこの世界は滅亡してしまいます。」
滅亡とか不穏な台詞にそぐわずうららかな声っすね、愛川さん。
その声を子守唄に夢の世界へいざ行かん。
俺は再び机に突っ伏した。
「アナタはこの度、チキュウを救う戦闘ヒーローに選ばれました。」
「夢だからって随分突飛なキャラ変換だな。」
「そうですか。これでもこれが現実で私も素なんですが。」
シツコイ愛川さんに俺はのっそり起き上がった。
「これのどこが現実なんです?」


