朝食をガッツリ食ってきたので、睡魔は直ぐにやってきた。
というか、今朝からずっと付き纏って、俺の隙を伺っていたとしか思えん接近の仕方だ。
あ~、愛川さんとどうにかならんか、カミサマ。
ま、カミサマでもそりゃ無理ってもんだろうから、強制はしないけど。
だったら代わりに水虫治してくんね?
雨の日に上靴濡らして次の日も履いたら、どこからともなく忍び寄った水虫菌が、俺のか弱い皮膚を思うがままに陵辱しやがったんだよー。
「その願い、代償に叶えてさしあげましょう。」
いきなり夢の中に割り込んできた言葉に俺は驚いて飛び起きた。
えーと………俺は夢でも見てるんデショウカね?
熟睡加減からして、一時間目に突入しているハズの教室はなにがなにやら生徒が上を下への大パニックに陥っていた。
そして俺の目の前にはニコヤカな笑顔の愛川さんが立っていた。


