午前の授業が終わって、待ちに待ったお昼だあっ!!
いつものように綾夏と食べよっ♪
「綾夏ぁ!」
と声をかけた。
綾夏の腰まで伸びたストレートな髪がふわり、と揺れた。
「お昼一緒に食べていい?」
と綾夏が言う。
「え?いっつも一緒じゃん」
「いや・・・なんかさっき高城くんとめっちゃ仲良くしてたから
お昼もしかしたら一緒に食べるのかなーと思って」
「ちっ・・・ちがうよっ!
涼太くんはクラスの人達に誘われて行ったよー」
「そっか。んじゃ、食べよっ!」
「うんっ」
私達はいつも屋上で食べる。
お昼の時間はちょっと短いから、駆け足で向かう。