顔を真っ赤にして走ってきた私を見て、
綾夏は驚きと戸惑いの表情を浮かべて
「ど、どうしたのっ」
と聞いた。
「綾夏ぁーーー」
私はさっき起こった出来事を話した。
綾夏は少し考えてから、
「うーん・・・
宮田さんって確か、神埼くんの元カノだったと思うよ?
多分さくらが見たのはやっぱ別れたくない宮田さんが、無理やりしたところだと思う・・・」
「そ、そうなの・・・」
「てか、さくらってほんっとピュアだよねっ!!
顔を真っ赤にして走ってくるんだもん」
「うぅっ・・・だって・・・」
「ま、さっきのは無かったことにして、早く食べよう?」
「あ」
「な、何?」
「箸持ってこなかった」
「えぇっ!?わざわざ取りに行ったのに!?」
「逃げてくるのに夢中で・・・
それどころじゃなかったの!!」
「ばか・・・」
結局綾夏の箸を借りてお昼を食べた。
