「…ごめん…なさい」


俺は見事にフラれた。
分かってたんだ。


気持ちを伝えられてさっぱりしたはずなのに。



俺の心はモヤモヤしたまま……





次の日、学校にいったら





舞と陸斗が肩を寄せ合いながら歩いてきた。


「俺、舞と付き合うことになったから♪」

「…」

「なっ舞!」

「…う……ん」

「…そっか!!よかったな…」


俺は急いでその場を後にした。

辛くなるのが怖かったから…

俺は弱かった。