俺、星波 彗(ホシナミ ケイ)は
たくさんの視線と声を浴びさせられていた。


「なぁ、前の学校の名前ってなに?」


「好きな人いた?」


「今日いっしょに游ばねーか?」


どこもかしこも声声声声!!

うるさい・・・

いくら転校生だからって
ここまでなるのか?

思わず顔をしかめると1人が


「あぁゴメンゴメン(笑)
 答えるヒマがないよな。」


と言い質問の波がやんだ。


「俺・・・。」


俺の声で周りの人の顔が期待でそまる。

だが・・・


「友達つくるきないから・・・。」


その一言で周りはシンッとなり
顔は期待から失望とあきれへと変わった。