今日も山啓、あたし、はぎ、雪子ちゃんで帰る。

気付いたら、山啓が後ろに下がっていた。
何か話してる…。
『もう、わかった。今帰るところ。』
??
『まさか彼女さんと電話してるんじゃない?』
はぎが言う。
『芽依?』
雪子ちゃんが言う。
もし本当だったらショックすぎるよ…。
『また後で電話する』
山啓が言う。
『…』
しばらく沈黙が流れる。
『今の彼女さん?』
はぎが沈黙を破る。
『そうだよ』
山啓がこたえる。
『…』
また沈黙が流れる。
そんな沈黙の中、みんなの別れる場所に着き、バイバイした。

家に着いても考えるのは山啓のこと。
あたしの気持ちに気付いてるんでしょ?
あたし…どうすればいいのかな?
あきらめた方がいい?
もうね..たえることができない。
忘れる努力をしよう!
そうあたしは決めた。

ブーブーブーブー
そんな中メールが届いた。
このメールが、あたしの今からを変える。