山啓、あたし、はぎ、雪子ちゃんで帰る。
『今日、芽依からチョコもらった↑』
新しい彼女さん芽依ちゃんっていうんだ…
『山村なんかに芽依は似合わないしっ』
雪子ちゃんが山啓に言う。
『まじかわいいんだよ〜』
今度は雪子ちゃんは、あたしとはぎに言った。
『うっせ〜』
そう言いながら山啓が雪奈ちゃんをける。
『いたいっ』
この状況に慣れることが出来ないあたしは子供だよね…。
彼女でもないのに妬いちゃうよ…。
『まあ、芽依はまじでかわいいからな』
この言葉聞いたら、もうチョコなんてあげれない…。
結局チョコをあげれずに家に着く。
部屋の中であたしは山啓に書いた手紙を読み返す。
{★山啓へ★
{チョコもらってくれて
{ありがとう♪
{期待外れかもだけど
{よかったらメールで
{感想聞かせてね↑
せっかく手紙も気合い入れて書いたのに…。

こんな風に、あたしのバレンタインデーは終わった。