その事が何だか寂しくて。 大好きなリクと奏ちゃんが、遠くにいってしまうような気がして。 「ごめ……リク……少し、寝るね」 悲しい思考を隠すように、私は瞼を閉じた。 「……うん。おやすみ」 リクの返事が聞こえると、私は眠りの世界へと落ちていった。 「……奏チャンが、か……」