それから2ヶ月間、私はリハビリを頑張った。
拒絶反応もほとんどなく、先生はよほど相性がいいのだろうと破顔させて言った。
リクも変わらず毎日お見舞いに来てくれて。
好きな人と毎日会える幸せを心いっぱいに感じていた。
それから、私は無事に二年生に進級する事ができた。
リクと同じクラスだと報告を受けたときは本当に嬉しかった。
ただ、よっちんとは別のクラスになっちゃったのが少し寂しい。
そういえば、よっちんも新谷と一緒にお見舞いにきてくれた。
もう少ししたらまた小春と学校で会えると喜んでくれてたよっちん。
ちなみに新谷は、またよっちんと同じクラスだと嬉々としていたっけ。
そんな風に、穏やかで幸せな毎日を過ごし──
いよいよ退院の日がやってきた。
雨上がりの涼しい風を受けながら、病院の入口で両親と一緒に頭を下げる。
「先生、ありがとうございました」
最初にお父さんが口にして、続いて私とお母さんもお礼の言葉を伝えた。
けれど、大塚先生はシワを深めた笑みで首を横に振る。
「私は少し手助けをしただけだよ。君に素敵なプレゼントをしたのは、ドナーとドナーのご家族だ」
「……はい。とても感謝してます」



