間もなく、看護士さんが来てくれて、そのすぐあとに大塚先生も来てくれて。 処置の為にリクは部屋を出るように先生から言われてるのが聞こえた。 そして── 酸素マスクをあてがわれた直後見えたのは、リクの泣きそうな表情。 小さい頃に見た泣き顔を思い出させるその表情に私は…… 苦しさをこらえ 彼の姿が見えなくなるギリギリまで 精一杯、微笑み続けた──‥