その事に気づいてから、私の中で人の生の終りを願うような罪悪感はみるみるうちに広がって。
けれど……
「それでも、生きたい」
生きなければならない。
自分の為にも、幸せに手を伸ばすリクの為にも。
証明するんだ。
リクは私を不幸になんかしない。
私はどこにも行かないと。
リクとずっと一緒にいると。
深く息を吸い込み、ゆっくりと吐き出す。
……リクには、移植の話をまだしていない。
言ったら、彼はきっと落ち込むだろう。
自分のせいだと、責めるかもしれない。
だから……どう言えばいいのか、迷っている。
今日、お見舞いに来てくれた時に話すつもりではいるけど……
リクが自分を追い詰めるようなことがないように、うまく伝えられるかな……?



