「大丈夫。彼にとって小春きっと、太陽のような存在だから」
太陽のような存在。
抽象的な表現に首を傾げると、よっちんは口元に柔らかい笑みを浮かべて。
「あらゆる生物は太陽がないと生きていくのが難しいでしょう? だから、そういう事よ」
つまりそれは、リクにとって私はそんな存在だということ?
そんなに大切なポジションにいるのかわからないけど、もしもそうなら……と考えたら、とてもとても嬉しくて。
病気に負けず、いつも元気でいたいと心から思う。
リクが過去に押しつぶされないように。
リクの不安を打ち消せるように。
孤独の闇にいる彼に
しっかりと手を伸ばせるように。