「最初は無理でもさ、あたしも笑い提供するし。一緒に頑張ろう!」


力強い梢ちゃんのエール。

それに私が頷くと、梢ちゃんは嬉しそうに顔を綻ばせた。


どこか孤独を感じてしまう病院で、出来たお友達。

一緒に頑張る人がいるという事、それが梢ちゃんという人であることがとても心強く思えた。


窓の外は、いいお天気。

青い空で太陽が燦々と輝いてる。


私たちはしばらく、明るい光を浴びながら、病気の事を常に頭のどこかに残しながらも、色々な会話をできる限り楽しんだのだった。