「今日は、検査結果が出るんだっけ?」
「うん。午後にお父さんとお母さんが来るの」
でも、さっきの話を続ける事ができないまま、何気ない会話を繰り返していた。
もう一度、どう切り出そうか考えながら視線をふと落とした先に、さっき奏ちゃんからもらった雑誌があって。
その表紙には大きな文字で【血液型占い特集】と書かれていた。
占いが好きな方な私は、手にとってパラパラと占い特集のページ探す。
すると、ポップな文字ででかでかと【気になる相手は何型? 性格別血液型占い】と書かれたページが出てきた。
奏ちゃんの目にも止まったのか、話しかけられる。
「占い? 小春は確か僕と同じだったよね?」
「そうだよ。A型」
「相性はいいのかな?」
「どうかな? 見てみるね」
表を見て、2人の血液型と性格タイプの交わる部分を指で辿る。



