「約束、守ってくれるかな?」
尋ねられて、私は考える。
約束とは『ずっと一緒』というものだ。
さっきリクも言ってたけど、相手が奏ちゃんなら、ずっと一緒だったし約束は守ってることになる。
ならば、これまでと同じように仲良くし続けていけるなら、約束はこの先も守られるのだ。
だから私は首を縦に振って頷いた。
「もちろん。これからもよろしくね」
仲良くしようね。
そんなつもりで放った言葉だったのに。
奏ちゃんは、言った。
「良かった! 小春の事、大事にするよ。一生をかけて」
────え?
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