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「…ふぅ……」
少しのぼせたかな…
長湯しすぎたみたいだ。頭がくらくらする。
寝巻きのワンピースに着替えて脱衣場を出る。
―カタン…
「…え……?」
物音??
―ギシッ
「っ!!」
まただ……
また物音がした!!
リビング…の方から……?
風呂場まで携帯を持ち込んでたのが不幸中の幸いだった。
あ、秋君に連絡を……って思ったけど秋君は今日バイトだ…
「……どうしよう…」
…秋君………
ううん、私の気のせいかもしれないし…
まずは確認しよう。
「……っ!!」
―バタンッ
リビングの扉を勢いよく開け放つ。
「…はぁ…良かった……」
誰もいない。
やっぱり私の勘違いだったんだ。
良かった……
「何が良かったんだ、雛?」
「っ!!!?」
―グイッ
誰かに背後から口を塞がれた。
「んーっ、んーっ!!」
嫌だ!!
怖い!誰なの!!?
「久しぶりだな、雛。俺が誰だか分かるか?」
ードクンッ
嘘………この声………
まさか、ありえないよ……
だってこの人は隣町にいるはずで……


