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―秋side
「……先輩……」
あれ、絶対無理してたよな………
本当、弱いくせに強かって……
「はぁ、…先輩………」
「おい、佐久間?」
俺じゃ駄目なのかよ…?
なんで…なんで東先輩じゃなきゃ駄目なんだよ……
「先…」
「おい、佐久間!」
「え?」
名前を呼ばれてハッとする。
佐久間って俺じゃね??
やば、俺今ぼーっとしてた??
「どうした佐久間、お前がぼーっとしてんの珍しいな」
「志賀(しが)さん……」
志賀 達海(しが たつみ)、バイトの先輩で同じくカフェのホール店員だ。
スポーツガリの黒髪短髪、銀のピアス、大学2年の21才、カフェの人気店員だ。
「いやぁ、あはは…」
「先輩の事か?」
―ガツッ
「ぐっ…いてぇ……」
動揺したせいで上の棚におでこをぶつけた。
めちゃくちゃ痛い……
というか……
「なんで先輩の事知ってんですか!?」
「お前な、自分で気づいて無かったのか?」
気づいてって……何に……?


