「やべー。頬膨らましてめちゃくちゃ可愛いんだけど」
なんて男の子は私の話を全く聞いてくれない。
もういいやと半ば投げやりに私は苦笑いだけを返してそれを流す。
可愛いっていうのは、真希ちゃんとか加夜ちゃんとか…
絢音は可愛いし美人さんだし。
私なんて全然なのに。
一人そんなことを思っていると、いつの間にか横に座っていた男の子が近づいてきた。
「え…」
顔があと20センチもないんじゃないかという位の所で止まった彼は、にっこりと笑う。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…