呆然と立ち尽くす私に、やっと落ち着いた様子の柊司が顔を上げた。 男らしい輪郭にくっきりとシャープな目鼻立ち。 濃くて暖かみのあるダークブラウンの目。 久しぶりに会ったけど、やっぱり男前だ… 「澪?」 麻紀ちゃんに横から腕を揺さぶられ、私は我に帰った。 「あ、…」 柊司に見つめられて、鳥肌が立った。 今すぐここから逃げ出したい! だって、まだ何にも心の準備ができてないんだもん。 私が麻紀ちゃんに向かって口を開こうとした時、 いつの間にか柊司が荷物とドリンクを持ってすぐそばに立っていた。